chumby レビュー その1(無線LAN設定)


週末で会社の電源設備が定期点検のため停電するということもあり、ウチのchumbyくんは一時帰宅となりました。そこで問題なのが無線LANの設定。先日購入時にそのままの設定ではうまく繋がらなかった(実際には繋げられなかった)ので再度無線LAN(特にWEP)について調べてみたところ、以下の事実が判明し我が家の無線LANルータは無事に旧来の設定のままchumbyを接続することができました。

そんなもの常識だし知らないなんて技術者の風上にもおけないとお叱りを受ける向きもあるかと思いますが今後chumbyがもっと普及すると信じ、その際に少しでも手助けになるかと思い記録しておきます。以下は特にchumbyをWEPで繋ぐ際のTIPSとしてご覧下さい。
まず、WEPの暗号化キーの長さは暗号化キー長とキーの設定方法で以下の4パターンがあります。

暗号化キー長64bit128bit
ASCII(英数字)5桁13桁
HEX(16進数)10桁26桁

但しご存じのとおりchumbyのWEP暗号化キー設定ではHEXでの設定しか無く、10桁若しくは26桁の16進数を入力しないと「OKボタン」がアクティブにならないのであります。ウチの無線LANルータは元々ASCIIの13桁で設定されていたので、ここでハタと困ったわけです。(WPAだとASCIIかHEXかを選択できる画面が出るようです。)元々設定されていたASCIIの13桁も「0〜9、A〜F」しか使われていなかったので余計に混乱し、これを2回続けて入れてみたり、10桁までにしてみたりしたが(今から思えばバカですが。笑)当然繋がるわけはなく、仕方なく一時的にルータの設定をHEX26桁にしてようやくactivateできた次第です。但しウチの無線LANルータは既に多くの端末が使っており(ゲーム機やノートパソコンなどざっと10台ほど)設定を変えるとそれらの設定も全て変えなければならず大変なので暫く遊んだ後に設定を戻しました。
その後キチンと調べてみると、どうやらASCIIとHEXは標記の違いだけで同じ文字列を表しているということが判明。つまりは無線LANの親機がASCIIで設定されていようが、子機でそのASCII文字列を16進数の文字コードに置き換えれば問題ないということが判ったのです。具体的には「ASCII→HEX」で「0→30」「5→35」「A→41」「J→4A」・・・と置き換えて設定すれば良かったのです。ということでウチのルータの設定はそのままASCII13桁のままでchumbyには置き換えたHEX26桁の文字列を設定すると見事に繋がりました。いやいやお騒がせしました。&知らなかった(勉強になりました)
以下はお節介ながらも対応表。何らかの手助けになれば幸いです。
 0123456789ABCDEF
00300123456789      
0040 ABCDEFGHIJKLMNO
0050PQRSTUVWXYZ     
以上実機(ウチのchumbyくん)で確認している事項ですが、表記など間違えておりましたらご指摘頂けるとありがたいです。