JCF3級公認審判員(ロード・トラック)講習会に行ってきた

先日、podcastで「くりらじサイクルくるくる★」を聞いてたら自転車競技の審判員の講習会が定期的に行われるという情報があったので、早速調べてみたら10/11に行われることがわかり、早々に申し込んで今日行ってきました。

場所は練馬区第二出張所早宮区民館。つい先日麻布の区民センターで「LightningTalksイベント」をやったばかりなので、今週はなぜか区の施設を利用することが続きました。

講習会の内容は以下のとおり

  • 12 時45 分 受 付
  • 13 時00 分〜14 時00 分 講 義
  • 14 時15 分〜15 時15 分 講 義
  • 15 時30 分〜16 時15 分 試 験
  • 16 時30 分〜16 時45 分 試験結果発表、事務連絡等


会場に着き費用(4,000円なり、競技規則集含む、審判登録費用は含まない)をお支払いして講習会場に入ってみると意外に受講者が多く、35名ほど集まっていました。講義が始まって説明があったのですが、このような講習会は各都道府県でも行っているものの大体は年に1回春に行うだけで、秋に開催しているのは東京だけだそうです。それもあって人が多かったのでした。ちょっと聞きそびれましたが、かなり遠くからも来られていたようです。

講師は1級公認審判員であるサイトウ先生(うろ覚え、間違ってたらごめんなさい)。大変聞き取りやすいお声で、分かり易かったです。先生曰く、この講習会は審判員の資格を「取って貰う」ために行っており、講義も試験も落とすためのものではなく取れるように配慮しているとのこと。どこそこが問題に出ますよとは言えませんが必要な箇所しか説明しませんおっしゃってました。(それって問題を言ってるのと一緒?笑)
とにかく講義中は競技規則集の中で「ここマークして」と言われた箇所を頭に叩き込むことに集中して試験に臨みました。

試験問題も答案用紙と一緒に回収されたので問題を全て再現することはできませんが、講義の中で興味深かったのは自転車の形状がかなり細かく規定されていることでした。

なぜそんなに事細かな規定ができたのかというと、1993年にGraeme Obreeという選手が自作の奇妙な形の自転車でアワーレコードというトラック競技において前代未聞の記録を出して優勝してしまったことに端を発したらしい。彼は2年連続で世界記録保持者となったが、その後UCI(国際自転車連合)が変形自転車を全て禁じ手とし規定を細かく定めてしまい現在に至っているようである。自転車とはなんぞやという原点に戻って考え直されたという説明だったが、先ほど調べたところUCIは規定を改定したばかりではなく、この規定にそぐわない記録を全てご破算にしたらしい。これはチトやり過ぎではないかと思いました。このあたりはこちら(LIVESTRONG MODERATERY)に非常に詳しく解説されています。
また、このGraeme Obreeの話は映画化されており(これも知らなかった)日本語化されたDVDも発売されていることがわかったので早速ポチッと。

少し話がそれましたが、試験も無事に合格となりよかったよかった。前述した「サイクルくるくる★」の中で、「この試験は受からなかったやつを聞いたことがない」と言われていましたのでプレッシャーが大きかったですが何とか(冷や汗)。全部で67問あり、合格ラインは40点。最高得点は61点だったそうです(凄い!)。結構講義の中で流された箇所も出題されていて焦りましたが何とかなりました。(結果発表まで変に時間が空いて少々ヒヤヒヤしましたが。。。)

そのまま東京都自転車競技連盟で審判員の登録を行う人は一緒に登録できたのですが、私は神奈川で登録したかったので、その旨を伝えて(連盟の中で連絡してくれるらしい)帰途に着きました。

試験という言葉そのものが久しぶりだったので緊張しましたが楽しかったです。
この後は審判員の登録を行い(実際に競技の審判を行うかどうかは別にして)更に自転車競技を楽しめるように知識を得たいですね。